稽古環境3 道場のロケーション

稽古環境1では、道場内の人間関係についての話をさせて頂きました。これはコンピューターに例えると、ソフトウェアのようなものです。そして、こちらの稽古環境3におきましては、コンピューターで言うところのハードウェアに関する取組みを説明させて頂きます。

【道場のロケーション】

・道場生の皆様が、稽古に通うのに負担にならない場所となっています。

神衛道場は、JR千葉駅、京成千葉駅、京成新千葉駅、から徒歩8分、JR千葉みなと駅から徒歩12分、モノレール千葉市役所駅から徒歩3分、という場所、そしてモノレールが目の前を通る広い通りに面したビルの5階に位置しています。

・夜の稽古が終って、女性の方が一番安全に公共交通機関を利用出来るところに道場があります。

近くには千葉県警察登戸交番があり、夜はJR千葉駅に方面へ向かう家路に就く勤め人の流れが途切れる事がありません。 また道場前の通りは、千葉駅前交番と千葉中央署を往復する警察官の通り道となっていて、警察官が左から右から忙しく通過していく風景が日常となっています。


繁華街というほどには込み合ってはいませんが、お洒落なカフェが道場近くにはいくつもあり、適度に人通りが途絶えない、千葉市内でも理想的な場所に道場があります。

稽古環境2 人間関係への取組み2

神衛には道場訓はありませんが、具体的に下記内容について実施しています。

・カウンセリング票の提出を義務付けして、指導内容や稽古環境の調査を怠らないようにしている

→気の弱い人ほど遠慮するので、記述内容に関わらず提出時には直接、話をお聞きしています

・問題を起こしそうな方は入会をお断りしている

→会員数を多くする事も大切ですが、自己愛や自分が正しいという考えが強過ぎる人への指導は難しい

・些細な事であっても他人に不快な気持を起させる行為をする会員には注意をする

→指導者がトラブルを恐れて何も言わないケースがありますが、神衛ではあり得ません。

・段、級は到達段階の目安であり、立場や地位ではないとする

→段や級が上、先に入会した、などということをかさに着た先輩がいない

・稽古の時の組み合わせは指導者が決める なるべく女性なら女性どうしにする等 

→「稽古の時に誰と組もうか」などという事に気を使わないでよい

・女性とばかり組みたがる男性は即退会させる

→セクハラ、やパワハラなど各種ハラスメントがないように注意を怠らない

・相手を痛がらせて喜んだり自分の強さをひけらかすような人間がいない

→神衛には戦技研という実戦対応クラスがあるので、そういう人はそちらで大変な目に遭う

・教えるー教わるという立場を相手に強要して自分の立場を上げる「教えたがり」がいない

→神衛では指導員養成講座を設けて指導員・相談員を育成し、彼らが責任を持って指導を行っている

・指導員・相談員の指示に従わない会員は即退会させる
・道場内での私語は話込まないように注意する(私語は控えるを基本とするが多少はあってよいとする)

・他の会員の年齢、職業や連絡先、家族、居住地など質問しない

→他人のプライバシーを探る事は禁じている

・合気道の稽古を手段とし、目標は人間としての成長の獲得だから、変に友達を作ろうとしてはいけない

→人間関係に悩みがある人は特に大切。
→稽古を一緒にする人達と信頼関係の構築は目指す。
→人間は成長度に応じて付き合う人間の種類が変わる。これから成長を遂げていくのに、今のレベルのままで友達を作るのではなく、人間として成長をしてからで遅くない、と考えて欲しい

・セクハラ行為などは原則として刑事事件化する
・専門の教育訓練を受けた指導員・相談員がいるので何かあれば遠慮なく相談する
・心に抱えている問題は、小さな事のうちに遠慮をしないでなるべく早く相談する
・1年を通して神衛では飲み会など行事が殆ど行わない
・お歳暮やお中元など、お気遣い不要

神衛はこうした事を重んじる団体です。

稽古環境1 人間関係への取組み1

稽古環境は、更に「人間関係」と「施設設備」の二つに大きく分ける事が出来ます。

まずは神衛における「人間関係」への取り組みについて説明いたします。

神衛では
セクハラ、パワハラ、いじめやいじめ的なもの、派閥、仲良しグループ、人間関係のマウンティングをとる行為、先輩後輩関係、師弟関係、というものを排除しています。

本当に武道の稽古が必要な人は、そうしたところで苦しんできた人であったり、そうした体質のある世界が合わない人であるからです。強くなる為に武道に取り組むのに、高圧的な雰囲気の中で委縮した気持ちになるのは本末転倒と我々は考えます。

【過去の例】-------------------------

セクハラ、パワハラの例

それら加害者は、指導者などには上手にゴマすりをして
「自分は先生や先輩とは仲が良い。俺を怒らせると、ここにいられないぞ!」
という手口で被害者に圧力をかけていました。

また、それら加害者は、周囲への根回しも上手で、周囲に良い「先輩」と思わせる工作を成功させていました。

-------------------------以上【過去の例】

このような行為の加害者は、善意の人間を利用します。先輩後輩の人間関係、武道の技法の上手下手、合気道の知識量の大小などで自分が有利になる相手に対して人間関係のマウンティングを取ろうとします。

セクハラやパワハラなどに限りませんが、少なくともセクハラやパワハラについては、加害者は原則退会となります。加害者は「今後は注意しますので、退会はさせないで下さい。」と言ってくる事が多いのですが、加害者と被害者が同じ稽古場所で過ごす事は被害者の方に心理的負担が大きくかかります。

よって加害者に対して変な温情が関与しない為にも、加害者が指導者にゴマすりなど出来ないように師弟関係のような人間関係すら生じないようにしています。

神衛における合気道の段位や級位は、あくまでも本人の合気道習熟度の目安にしか過ぎない事となっています。入会時期の早い遅いで立場の差はありません。神衛では旧態依然とした武道の道場の慣習は一切排除し、自動車学校や英会話学校のような合気道学校であるような運営方針としています。

納会、新年会、親睦会など行いません。女性と出会いたいから女性の多そうな合気道道場を探している男性にとって神衛は良いところがありません。

修得内容1 実戦合気道

神衛は、特に実戦に対応する合気道の指導をする事に強いこだわりを持っています。(ただし実戦合気道と言っても、それは「強引」「乱暴」「好戦的」という事ではありません。)

合気道は、「道」という言葉が表す通り、学ぶ事で何処かに辿り着く道そのものです。しかし全ての合気道が同じ所に行ける道という訳ではありません。強さを目指して合気道に取り組んでも、自分が望む強さには全くつながっていない道を進む人もいます。それは指導者によって合気道の違いが生じてしまう事に理由があるからです。

植芝盛平先生によりまとめられた合気道は、植芝先生の弟子達がそれぞれに自身が正しいと考える合気道に分かれていきました。そうした意味で養神館合気道は、植芝先生の弟子の1人であった塩田剛三先生が開祖となる合気道の一つの姿と言えます。

このように合気道は、一人の指導者が教えていても学ぶ人の解釈により違いが生じてしまいます。それは傍目には僅かに思えるような違いに見える人も少なくないでしょう。

しかし、それは大きな違いになっていきます。同一地点から出発する二者がいるとします。角度において両者が進む方向の差が1度の違いであっても、10キロ100キロと進めば両者の距離は大きくなっていくのと同じくらいに、合気道の動作における解釈の差異が生じます。下図のようなイメージです。

その差異は、場合によっては天地の差と言えるくらいに大きなものになります。上図は平面でのイメージですが、動作は身体の各部の位置、角度、動作のスピードやタイミング、力の置きどころ、など多くのポイントがあります。技法の解釈の違いは、それらのポイントに大きな影響を与えます。

(派手な受け身が取りやすく観衆に見栄えがする演武用の動きと、暴れる相手を正しく制圧する訓練としての動きは、動作手順が同じでも中身が全く変わります。その中身を明確にして、「演武ならこういう方法」「実戦対応を考えるなら、こういう所に注意」と神衛では指導の際に説明しています。)

よって、その差が明確に分かった時点で、自分が目指したものが今の自分がやっているものでなく、あちらがやっているものであれば、簡単な修正では済まなくなっています。

では何をもって実戦合気道と言えるのか、と誰もが思う事でしょう。それは、「その稽古を続ければ、初段程度で実戦に対応出来る、というレベルに至る道が確立されている事」と神衛では考えています。

「いつかは」ではなく、せめて初段で黒帯を締める頃には、本人の勘違いではなく相応の実績を経て実戦対応の能力を持っている事が大切です。

実戦対応の合気道を指導していると公言するには実績が必要です。それは神衛では戦技研という実戦対応の指導を行うクラスの存在が証となります。

戦技研については戦技研のページをご覧下さい。

2019年1月1日