神衛の理念4 神衛について「神の如く衛(まもる)」

神衛は「しんえい」と読みます。色々な意味を込めて代表の久島が考えた造語です。

【「しんえい」は「真鋭」】

「至高無比の『真鋭』こそが我々日本人の『武』の本質である。」
(家村和幸著「闘戦経」並木書房より抜粋)

日本最古の兵法書「闘戦経」に出てくる「真鋭」という言葉は、人間性と技を磨き上げ、権謀術数を駆使して攻めてくるような敵など、誠の心で放つ鋭い一撃にて両断する思想を言い表しています。

それはまさしく我々が目指す合気道の姿でもあります。

そして精強である精鋭の更なる上位の存在が真鋭です。(家村和幸著「闘戦経」並木書房)

我々は「真鋭」を目指す訓練を行う団体です。

【「しんえい」は「新鋭」】

兵器は、最新鋭が最強であるのが必然です。合気道も同じです。

我々は伝統と基本を大切にしながら、戦技研という実戦対応訓練においては常に技法と理論のアップデートを怠りません。

【「しんえい」において、神衛の「神」は養神館の「神」】

この場合の「神」は精神、つまり心という意味になります。

神衛とはつまり、悪い欲望に流れそうな心を守る(衛)という意味としています。

【「しんえい」において「神衛」は、団体代表の久島俊樹が考えた造語】

守られる側からはあたかも神の如く見え、害悪を与える側からはあたかも鬼神の如く見えるほど、圧倒的な力で守るべき命を完全に守りぬく(衛)ことを言い表す意味を持たせています。

2019年4月3日

神衛の理念3力の合気道 力を意識し、自在にコントロールする事を目指す

神衛では「強さ」「美しさ」「優しさ」は全て同根と考えています。その局面で、それが「強さ」「美しさ」「優しさ」という形になるだけです。

例えば、美しさは、相手にそれを認識させる力が必要です。色彩を放つ力、造形をつくり出す力、動作を行う力、そのどれもが強さが求められます。
その強さのバランスが美しさとなります。

例えば、優しさは、それを実行する力が必要です。助ける事、励ます事、守る事、相手の不足を補う為に行う事には力が必要です。自分勝手な善意の押し売りは優しさではありません。力を理性で行使すればこその優しさです。その力は強さあってこそ発揮されるものです。

つまり、「強さ」「美しさ」「優しさ」はそのどれもが、それぞれ特有の力があってのものと考えられます。力には種類があるのです。

また、合気道の技法は、固定力や呼吸力など特殊な力の使い方を要します。

神衛では、色々な種類の力や特殊な力の使い方を意識し、それら力を養成し、自在にコントロール出来るようにする「力を意識した合気道」つまり「力の合気道」を行います。

力が弱いから合気道なら自分でも出来るであろう、という人には、力が弱いままで出来る合気道は神衛では教えていないとお伝えします。力が弱いままで出来る合気道、それは自分自身が何ら変わらない合気道ではないでしょうか。

力が弱いから、正しい姿勢と動作から大きな力を発生させる合気道を神衛では学んで頂きます。それはそのまま、強さだけでなく、美しさ、優しさを身に付けていく事になるからです。

2019年4月2日

神衛の理念2 合気道学校であること

神衛の理念1 合気道学校

神衛は、合気道を通じて人間の能力を高め(強くなる)、その人の人生が幸せになる事を実現して頂く為の団体です。

コツで出来る何々、脱力で出来る何々、と謳う書籍が、書店の武道格闘技コーナーに置いてあるのを見た方も多いかもしれません。神衛の会員にも、そうした書籍から合気道に興味を持った人もいらっしゃいます。

そうした書籍で得られる事が1とすれば、神衛で得られる事は、大袈裟ではなく1000倍とか、そういう話になります。「基本もないのに」コツ、「力もないのに」脱力、など、落ち着いて考えれば、甘言を売り文句にしている書籍に問題があるのは分かりそうな事です。

神衛では、相手に倒されないようにする、相手を倒せるようにする、という事を技法にて身に付けて頂きます。

技法の習得には反復練習をする必要があり、そのため修得には一定の期間を要します。修得するまでの間は稽古に通って頂く事になります。

その時に、多くの注意を要します。

教えるー教わる、という関係が生じると、教わる側が人間関係の下位になる事を強いられたり、それがなくても委縮した気持ちになりやすくなります。

既に出来上がっている人間関係の中に入っていくと、後から入る人が人間関係の下位になる事を強いられたり、それがなくても遠慮から委縮した気持ちになりやすくなります。

道場という場所が敷居が高いと思われるのは、自身が委縮してしまう事を想像してのイメージだと思われます。

また、団体構造として宗教団体にあるような、神、神に近い人、神に近い人に近い人、一般の人、というような序列が作られやすくなります。 これを武道団体でおきかえれば、達人、達人に近い人、達人に近い人に近い人、一般の会員です。

新しく入る人は立場が弱いので、上位の立場の人の言う事を聞かざるを得ません。周囲も上位の人達の言う事を素直に聞いている状況であれば、自分も同様に従うだけです。そこに所属をして、その団体に貢献をする事が、その人にとっては正しい事で幸せになる事だというような感覚になる危険もあります。

果たして、そのような常識がまかり通る環境の中で、人としての強さを考える機会はあるのでしょうか。上位者の言う事を信じていれば、いつかはきっと自分も達人、と自分に思い込ませているだけの「信者」となっているかもしれません。

信じる事は悪いとは言いませんが、実際は他者へ依存している事を、自分が都合良く解釈している可能性もあります。

また、依存や盲信から開く能力もあるかもしれません。しかし、依存や盲信の対象が消えた時の事を考えれば、それは本当の意味での人間の強さにはなっていない事が分かります。

神衛では、合気道を学ぶ事で、そうした事の判断も出来るようになって頂ける事を考えています。

団体を率いる立場の私達からすれば、自分達が団体の上位にいる限りは盲信してくれる信者が多くいてくれた方がとても楽です。そして気分もきっと良いでしょう。しかし私達は誇りを持って武道団体としての活動をしています。

このような考えで私達は、人間関係や団体構造の特殊性から生じるマイナスの可能性を除去する為に、神衛を学校としての運営をしています。飲み会などがないのは、そうした理由からです。

2019年4月1日

神衛の理念1 競和という考え方

合気道は型稽古を行いますので試合がありません。試合がないと、勝ち負けを競う事がないので、それが合気道の良いところだと述べている書籍もあります。

しかし現実には、運動神経の発達具合、パワー、体格、上達の速度、実力差などで、型稽古と言えど、何らかの優劣は生じます。その優劣は、結局のところ、解釈する人次第で、勝ち負けと同義となり得ます。

特に、技法を覚える事が苦手な人は、自分一人で劣等感を強く持ちます。生じる優劣において、優れた側ならば「勝ち負けを競わない」という気持ちでいられても、劣る側は「自分は負けている」という気持ちになってしまう事は十分考えられます。

結局、合気道は競うという概念からは逃れられません。そして、逃げてはいけないのです。

また、武道としての合気道を志すのであれば、強くなる、つまり争いに負けない自分にしたい、という気持ちは必要です。

私達は、争いを目的とするのではなく、能力として争いに対応する為、競う力を高めていく事に重きを置きます。純粋に競う力を高める為、神衛では競う力の事を「競力」という用語としています。

合気道の稽古で競力を高める場合、競和という概念を意識しながら取り組む事が必要です。

競力は様々な要素から構成されますが、ここでは例えば「力」を例にします。

稽古において、相手が力を自分に加えてきた場合、その力に対応出来るようにします。イメージで言えば、相手が自分の手首を持って押してきた場合を想像して下さい。相手が強く押したら、自分はそれに耐えられるだけの力を出さないといけません。その力を次第に強めていくようにしていく事で、相手側の対応能力も向上します。

これは争いではなく、お互いの能力向上の為に行うので、相手を潰さず、また自分も潰されないようにしていきます。そのバランスを保ちながら、お互いに力を最大限にまで出していきます。

このように例えば二者間であれば、それぞれの力を最大限に強めても、二者間のバランスが取れるようにしていくのが競和という概念です。

お互いの力の強さに差があれば、ハンディキャップをつくりバランスを調整します。

ハンディキャップを作る事は、お互いの力の差が何を原因としているかを考察する事になります。ハンディキャップを作らなくても、力の差をスピードやタイミングをずらす事で埋める、という方法を考える機会にもなります。

自分の弱点も分かりますが、逆に得意とするところも確認出来ます。

自分の現実から目をそらさず、自分の弱点を見つけ、それに取り組む事を当然とする習慣になります。

技が、効いてないから倒れない、または、効いてないけど倒れる、という型稽古でありがちな状況が起きなくなります。(それは、倒れない、倒れる、を結論としてしまっています。神衛は、そこからどうすれば倒れるようにしていけるか、という事が大切だと考えています。)

このように神衛では、競和という考え方で競力を高めていく合気道の取り組みをしています。

2019年3月30日

稽古環境3 道場のロケーション

稽古環境1では、道場内の人間関係についての話をさせて頂きました。これはコンピューターに例えると、ソフトウェアのようなものです。そして、こちらの稽古環境3におきましては、コンピューターで言うところのハードウェアに関する取組みを説明させて頂きます。

【道場のロケーション】

・道場生の皆様が、稽古に通うのに負担にならない場所となっています。

神衛道場は、JR千葉駅、京成千葉駅、京成新千葉駅、から徒歩8分、JR千葉みなと駅から徒歩12分、モノレール千葉市役所駅から徒歩3分、という場所、そしてモノレールが目の前を通る広い通りに面したビルの5階に位置しています。

・夜の稽古が終って、女性の方が一番安全に公共交通機関を利用出来るところに道場があります。

近くには千葉県警察登戸交番があり、夜はJR千葉駅に方面へ向かう家路に就く勤め人の流れが途切れる事がありません。 また道場前の通りは、千葉駅前交番と千葉中央署を往復する警察官の通り道となっていて、警察官が左から右から忙しく通過していく風景が日常となっています。

 

繁華街というほどには込み合ってはいませんが、お洒落なカフェが道場近くにはいくつもあり、適度に人通りが途絶えない、千葉市内でも理想的な場所に道場があります。

稽古環境2 人間関係への取組み2

神衛には道場訓はありませんが、具体的に下記内容について実施しています。

・カウンセリング票の提出を義務付けして、指導内容や稽古環境の調査を怠らないようにしている

→気の弱い人ほど遠慮するので、記述内容に関わらず提出時には直接、話をお聞きしています

・問題を起こしそうな方は入会をお断りしている

→会員数を多くする事も大切ですが、自己愛や自分が正しいという考えが強過ぎる人への指導は難しい

・些細な事であっても他人に不快な気持を起させる行為をする会員には注意をする

→指導者がトラブルを恐れて何も言わないケースがありますが、神衛ではあり得ません。

・段、級は到達段階の目安であり、立場や地位ではないとする

→段や級が上、先に入会した、などということをかさに着た先輩がいない

・稽古の時の組み合わせは指導者が決める なるべく女性なら女性どうしにする等 

→「稽古の時に誰と組もうか」などという事に気を使わないでよい

・女性とばかり組みたがる男性は即退会させる

→セクハラ、やパワハラなど各種ハラスメントがないように注意を怠らない

・相手を痛がらせて喜んだり自分の強さをひけらかすような人間がいない

→神衛には戦技研という実戦対応クラスがあるので、そういう人はそちらで大変な目に遭う

・教えるー教わるという立場を相手に強要して自分の立場を上げる「教えたがり」がいない

→神衛では指導員養成講座を設けて指導員・相談員を育成し、彼らが責任を持って指導を行っている

・指導員・相談員の指示に従わない会員は即退会させる
・道場内での私語は話込まないように注意する(私語は控えるを基本とするが多少はあってよいとする)

・他の会員の年齢、職業や連絡先、家族、居住地など質問しない

→他人のプライバシーを探る事は禁じている

・合気道の稽古を手段とし、目標は人間としての成長の獲得だから、変に友達を作ろうとしてはいけない

→人間関係に悩みがある人は特に大切。
→稽古を一緒にする人達と信頼関係の構築は目指す。
→人間は成長度に応じて付き合う人間の種類が変わる。これから成長を遂げていくのに、今のレベルのままで友達を作るのではなく、人間として成長をしてからで遅くない、と考えて欲しい

・セクハラ行為などは原則として刑事事件化する
・専門の教育訓練を受けた指導員・相談員がいるので何かあれば遠慮なく相談する
・心に抱えている問題は、小さな事のうちに遠慮をしないでなるべく早く相談する
・1年を通して神衛では飲み会など行事が殆ど行わない
・お歳暮やお中元など、お気遣い不要

神衛はこうした事を重んじる団体です。

稽古環境1 人間関係への取組み1

稽古環境は、更に「人間関係」と「施設設備」の二つに大きく分ける事が出来ます。

まずは神衛における「人間関係」への取り組みについて説明いたします。

神衛では
セクハラ、パワハラ、いじめやいじめ的なもの、派閥、仲良しグループ、人間関係のマウンティングをとる行為、先輩後輩関係、師弟関係、というものを排除しています。

本当に武道の稽古が必要な人は、そうしたところで苦しんできた人であったり、そうした体質のある世界が合わない人であるからです。強くなる為に武道に取り組むのに、高圧的な雰囲気の中で委縮した気持ちになるのは本末転倒と我々は考えます。

【過去の例】-------------------------

セクハラ、パワハラの例

・セクハラの例

50代既婚男性が、女性会員にメールアドレスを聞き出して「二人で飲みに行きましょう。先生には内緒にしてね。」と執拗にメールを送り付ける事がありました。

・パワハラの例

パワハラについては、現時点においては確認出来ていません。

・・それらセクハラ、パワハラが起きた場合の対応について

原則として加害者は退会となります。

それら加害者は、指導者などには上手にゴマすりをして
「自分は先生や先輩とは仲が良い。俺を怒らせると、ここにいられないぞ!」
という手口で被害者に圧力をかけていました。

また、それら加害者は、周囲への根回しも上手で、周囲に良い「先輩」と思わせる工作を成功させていました。

神衛では三か月に一度もしくは任意でいつでも、会員の皆様からカウンセリング票を提出して頂いていいます。そのカウンセリング票には、心配な事があるかどうかだけを尋ねる項目があります。この項目にチェックを入れて頂けたら、すぐに必ずお話を聞きするようにしています。

-------------------------以上【過去の例】

このような行為の加害者は、善意の人間を利用します。先輩後輩の人間関係、武道の技法の上手下手、合気道の知識量の大小などで自分が有利になる相手に対して人間関係のマウンティングを取ろうとします。

セクハラやパワハラなどに限りませんが、少なくともセクハラやパワハラについては、加害者は原則退会となります。加害者は「今後は注意しますので、退会はさせないで下さい。」と言ってくる事が多いのですが、加害者と被害者が同じ稽古場所で過ごす事は被害者の方に心理的負担が大きくかかります。

よって加害者に対して変な温情が関与しない為にも、加害者が指導者にゴマすりなど出来ないように師弟関係のような人間関係すら生じないようにしています。

神衛における合気道の段位や級位は、あくまでも本人の合気道習熟度の目安にしか過ぎない事となっています。入会時期の早い遅いで立場の差はありません。神衛では旧態依然とした武道の道場の慣習は一切排除し、自動車学校や英会話学校のような合気道学校であるような運営方針としています。

納会、新年会、親睦会など行いません。女性と出会いたいから女性の多そうな合気道道場を探している男性にとって神衛は良いところがありません。

修得内容1 実戦合気道

神衛は、特に実戦に対応する合気道の指導をする事に強いこだわりを持っています。(ただし実戦合気道と言っても、それは「強引」「乱暴」「好戦的」という事ではありません。)

合気道は、「道」という言葉が表す通り、学ぶ事で何処かに辿り着く道そのものです。しかし全ての合気道が同じ所に行ける道という訳ではありません。強さを目指して合気道に取り組んでも、自分が望む強さには全くつながっていない道を進む人もいます。それは指導者によって合気道の違いが生じてしまう事に理由があるからです。

植芝盛平先生によりまとめられた合気道は、植芝先生の弟子達がそれぞれに自身が正しいと考える合気道に分かれていきました。そうした意味で養神館合気道は、植芝先生の弟子の1人であった塩田剛三先生が開祖となる合気道の一つの姿と言えます。

このように合気道は、一人の指導者が教えていても学ぶ人の解釈により違いが生じてしまいます。それは傍目には僅かに思えるような違いに見える人も少なくないでしょう。

しかし、それは大きな違いになっていきます。同一地点から出発する二者がいるとします。角度において両者が進む方向の差が1度の違いであっても、10キロ100キロと進めば両者の距離は大きくなっていくのと同じくらいに、合気道の動作における解釈の差異が生じます。下図のようなイメージです。

その差異は、場合によっては天地の差と言えるくらいに大きなものになります。上図は平面でのイメージですが、動作は身体の各部の位置、角度、動作のスピードやタイミング、力の置きどころ、など多くのポイントがあります。技法の解釈の違いは、それらのポイントに大きな影響を与えます。

(派手な受け身が取りやすく観衆に見栄えがする演武用の動きと、暴れる相手を正しく制圧する訓練としての動きは、動作手順が同じでも中身が全く変わります。その中身を明確にして、「演武ならこういう方法」「実戦対応を考えるなら、こういう所に注意」と神衛では指導の際に説明しています。)

よって、その差が明確に分かった時点で、自分が目指したものが今の自分がやっているものでなく、あちらがやっているものであれば、簡単な修正では済まなくなっています。

では何をもって実戦合気道と言えるのか、と誰もが思う事でしょう。それは、「その稽古を続ければ、初段程度で実戦に対応出来る、というレベルに至る道が確立されている事」と神衛では考えています。

「いつかは」ではなく、せめて初段で黒帯を締める頃には、本人の勘違いではなく相応の実績を経て実戦対応の能力を持っている事が大切です。

実戦対応の合気道を指導していると公言するには実績が必要です。それは神衛では戦技研という実戦対応の指導を行うクラスの存在が証となります。

戦技研については戦技研のページをご覧下さい。

2019年1月1日