1 合気道は力の武道

「合気道は力がない人でも出来る」
ということを耳にする事があります。そして、それは事実です。

ただし、多くの方が勘違いしているようです。

合気道は、力がない人が力がないまま、コツだけでどうにかする、という武道ではないからです。

基本的に、合気道は正しい姿勢から生じる力と正しい動作から生じる力を使って技を施します。その姿勢と動作は主として剣の理合に基づいています。

しかし、それだけでは素手で相手を制するまでの力にはなりません。そこで更に合気道独自の力の概念が考え出されました。

固定力
・・・自分の身体の一部を固定化し形が崩れないようにする力。

中心力
・・・自分の体の中心を通る線を中心線とし、それを維持する事で生じる力。

集中力
・・・全身から生じる力を一部分に集約させて生じる力。

呼吸力
・・・呼吸をする際に生じる体の緊張や弛緩を利用する事により生じる力。

こうした力が、正しい姿勢と正しい動作から生じる力と合わさり、合気道の技法かつくられていくのです。

力がない人とは、つまり一般的には筋肉量が少ない人を言います。そうした筋肉量が少ない人が、ウェイトトレーニングで筋肉を増量させなくても、このような考え方で効果的に力を養成していくのが合気道です。

つまり神衛では合気道は「力の武道」と考えています。