戦技研11 型稽古の短所を補い、長所を活かす

これまで述べてきたように型稽古の長所と短所を述べると、ここでは短所の方が字数が多くなりますが、短所の方が多いという訳ではありません。

意味としての重さが異なりますので、少ない字数であっても長所の方が重い、という事も考える必要があります。

そして戦技研は、つまりは型稽古の短所を補う為の研究・訓練を行っています。それはそのまま型稽古の長所を活かす結果につながりました。

戦技研の訓練において上手くいかない場合、原因は基本技の理解不十分にある事が殆どです。つまり戦技研で上手くいかない個所が判明したら、基本の稽古に立ち戻り、その部分を更に学び直す事をします。

その時に、例えば5級の審査科目の内容を初段の人が分かっていたつもりでも、初段のレベルでは理解していなかった、という事などが分かったりします。

「正面入り身投げの体勢になったけど、相手が堪えて倒せなかった。」
という状況が起きたとします。

ここで安易に足を引っかけて強引に倒すのは、実戦の場であれば問題ありませんが、研究と訓練の場であれば、塩田剛三先生が制定してくれた技を信じて、自分の入り身の位置、角度、タイミング、姿勢など、徹底的に考えなければいけません。
そうする事で、養神館合気道の優れた部分が実感出来るようになります

戦技研は、型稽古の短所を補い、長所を活かす、とても大切な訓練と言えます。